利益を向上させるには、「①固定費の削減」「②販売数量の増加」「③売上原価の削減」「④販売価格を上げる」
の4つの打ち手があります。どの打ち手が最も利益を増加させるか、変動損益計算書を活用してシミュレーション
してみましょう。
いずれの打ち手も、利益の向上につながりますが、固定費や変動費の削減だけでは限界があり、販売数量を
増やすための安易な値引きは、大きく利益を減らす結果になります。実際には、4つの打ち手を組み合わせて
考えることになりますが、最も利益を増加させるのは「販売価格を上げる」です。変動損益計算書の考え方を
販売戦略に活かすことで、経営力を高めることができます。