3月に決算を控えた企業も多いと思います。近年は赤字企業に対する金融機関の評価も厳しくなっています。決
算予測が赤字の見通しならば、今からでもできる利益確保策に取り組みましょう。あきらめたら、それまでです。
・重点得意先への営業
・商談中や見積り段階の案件の成約
・セール販売などの営業活動の強化 等
黒字の見通しなら、資金を流出させるだけの対策ではなく、来期の業績につながるような節税対策を検討しましょ
う。
一般的に年に1回行われる決算の直前にできる対策は限られています。そのため、直近1か月の業績をタイムリー
に把握し、迅速な経営判断を行う月次決算体制の中で検討することが望ましいといえます。
毎月、帳簿を締めて、最新の売上高、売上原価、経費や利益を掴む月次決算での検討の積み重ねがあって、はじ
めてより的確な決算対策が可能になります。